AMD EPYC 9004 シリーズプロセッサ
第4世代 AMD EPYC プロセッサーは最先端のサーバー・プロセッサー技術で構築されており、5nm プロセスをベースに最大 128 個の “Zen 4”コアを搭載しています。
これらのコアをサポートするのは、コアあたり 1MB のL2 キャッシュ、CCD あたり 32MB の L3 キャッシュで、さらに最大 12TB のメモリーをサポートする 12 個の DDR5 チャネル、CXL? メモリー拡張、そしてPCIeR 5.0 サポート、最大 128 レーンの高帯域幅を備え、最新のグラフィックスおよびストレージ・テクノロジーに対応しています。
「Zen4」コアはサーバ専用のCPUコアではなく、モバイル、デスクトップ、サーバのプロセッサに共通のCPUコアと位置付けており、用途に応じてCPUコア数やキャッシュ容量とメモリコントローラー回路、入出力回路などを変更し、プロセッサ製品として提供します。
「Zen4」コアの開発目標は、前世代コア「Zen3」に比べて性能を高めるとともにレイテンシ(遅延時間)を短縮し、スループットを向上させることにありまる。
- クロック数当たりの命令処理数(IPC)と動作周波数を比率にして10%以上高める
- 2次キャッシュを拡大するとともに平均的なレイテンシを短縮してキャッシュの効率を上げる
- 動作時消費電力を削減してコア数を効率的に増やす