第 4 世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサー・ファミリー
第4世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサー・ファミリーは、前世代と比べてコアあたりのパフォーマンスが高い、新しいアーキテクチャーを採用しています。また、1 ソケットあたり最大 60 コア、1 システムあたり 1、2、4 または 8 ソケットの構成を取ることが可能です。これらのコア数の増加とバランスをとるため、このプラットフォームではメモリーと入出力 (I/O) サブシステムも同時に高度化されています。DDR5 メモリーは、DDR4 の最大 1.5 倍の帯域幅と速度で、4,800MT/s (メガトランスファー / 秒) を実現します。
また、このプラットフォームは、1 ソケットあたり 80 レーンの PCIe Gen5 を 搭載し、以前のプラットフォームと比較して大幅に改善されています?。さらに CXL 1.1 を提供し、高いファブリック帯域幅と接続されているアクセラレーターの効率性をサポートします。第4世代インテル Xeon スケーラブル・プロセッサー・ファミリーは、ワークロード要件の変化に合わせたスケーリングと適応を可能にするテクノロジーをサポートしています。また、以下のことも可能になります。
- ネットワーク・ストレージ、コンピューティングのパフォーマンスをさらに向上する一方で、負荷の高いタスクをインテル Infrastructure Processing Unit (インテル IPU) にオフロードすることで、CPU 使用率 を向上させる。
- インテル UPI 2.0 でマルチソケットの帯域幅を向上させる (1 秒あたり 最大 16GT/s [ギガトランスファー / 秒])。
- インテルR スピード・セレクト・テクノロジー (インテルR SST) を使用して、 特定のワークロード・ニーズを満たすよう CPU を設定する。
- 共有ラストレベル・キャッシュ (LLC) を増加する (最大 100MB LLC をすべてのコア間で共有)。
- ハードウェア支援型セキュリティーでセキュリティー体制を強化する。
- インテルR Virtual RAID on CPU (インテルR VROC) を使用して、個別のRAID カードの必要性を排除する。