ダイナミックデータ アクセラレーション機能 (ハイブリッドデータマネージメント)
ソリッド・ステート・ドライブ(SSD)技術が広く受け入れられるようになり、エンタープライズストレージで使用されています。
SSDは非常に高速ですが、大容量のストレージシステムとして利用する場合には、コストを抑えながらパフォーマンスを最大限に発揮できるようにするための技術が重要になります。ActiveStorでは大きなファイルのスループットと小さなファイルでのIOPSが重要となるワークロードに対して、高度に最適化された高性能ストレージを提供するためにSSDを活用しています。
- メタデータと実データを分離
- ファイルサイズの大きなデータは分割して、HDDに格納
- メタデータと小さなファイルをSSDへの格納
- ファイルサイズに応じて、自動で格納デバイスを選択
ハイブリッドデータマネージメント
ActiveStorのSSDは、ファイルシステム完全に組み込まれて活用され、メタデータと小さなファイルの処理効率を最大限に高めるために利用されています。SSDはメタデータとファイルデータの両方を格納するためのストレージレイヤとして利用されます。具体的には、SSDには以下のデータが格納されます。
すべてのサイズのファイルのメタデータ
メタデータは非常に頻繁にアクセスされます。そのため、高速なメタデータへのアクセスはすべてのタイプのワークロードのために重要です。読み取りと書き込みを含むすべてのファイル操作は、メタデータへのアクセスを必要とします。またディレクトリリストなどのオペレーションでもメタデータへのアクセスは必要となります。
小さなファイルのファイルデータ
小さなファイルアクセスは標準ハード・ディスク・ドライブに書き込まれたときに不釣り合いに遅くなることがあります。
フルセクタ未満のアクセスは、特にランダムI/Oの場合、効率的なアクセスが出来ません。
また、同じディスクへの大容量ファイルの書き込みと競合する可能性もあります。
SSDを小さなファイル用に利用することで、このような問題は解消されます。