Page 15 - SSTC - HP2C製品リーフレット
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上のグラフは、ストレージシステムの100台のHDDで提                       ストレージノードの「バランスの取れた
               供されるGB/sをプロットしていますが、PanFSは明ら
               かに次元の異なるレベルであることがわかります。                           アーキテクチャ」により、最適な価格 / パ
                                                                 フォーマンスを実現すると同時に、過剰
               単層型ソリューションと外部階層型ストレー                              なプロビジョニングはなくなり、すべて
               ジの比較                                              が最高の効率で稼働します。
               PanFSのストレージノードは、全てのコンポーネント
               がフル稼働できる設計を原則としています。まず、新                          デバイスの性能を重視することで、コス
               しいストレージノード設計において種類の異なるスト
               レージデバイス(NVMe SSD、SSD、HDDなど)を各々                    ト優先の副作用としてパフォーマンスが
               何台使用か決定します。次に、ストレージノードにあ                          低下するのではなく、意図する副次的な
               るすべてのストレージデバイスが常にビジー状態を維                          メリットとしてコスト削減を実現してい
               持できるように、ストレージノードへのアクセスに十                          ます。
               分なネットワーク帯域幅を確保できるネットワークを
               構成します。そして最後に、ネットワークとデバイス
               の両方が最大限のパフォーマンスを発揮できるように、                       ActiveStor Ultraの複数タイプのストレージメディアは、PanFS
               各ノードに最適なCPUの仕様とDRAMメモリ容量を決定                     によって管理されると、変化するファイルサイズやワークロー
               しています。                                          ドに自動的に適応する洗練されたストレージプラットフォーム
                                                               を形成します。これらのデバイスは、お客様が必要とするアプ
               対照的に、他のストレージソリューションの中にはフ                        リケーションパフォーマンスの実現に直接貢献します。アクセ
               ラッシュベースのデバイスをホット層(アクセスが頻                        ス頻度に基づく階層化では、一般的にアプリケーションがホッ
               繁)に、費用対効果の高いHDDをコールド層(アクセ                       ト層に直接アクセスすることしかできないため、コールド層の
               ス頻度が低い)に分離し、TBあたりの全体的な平均コ                       ハードウエアはアプリケーションが必要とするパフォーマンス
               ストを抑制しているものがあります。一般的に、コー                        に貢献することができません。その結果、次のようなコスト面
               ルド層は重量があり別途管理されるコールドアーカイ                        での懸念が生じることになります。
               ブ(S3インターフェース付属等)と、ホット層とコー
               ルド層との間でデータを移動させる、別途管理された                        1. コールド層のHDDがアプリケーションのパフォーマンスに貢
               追加製品の形態をとります。このような階層型ストレー                         献できず、システムのコストパフォーマンスが相対的に悪化
               ジソリューションは、ファイルがどのくらい最近にア                          します。
               クセスされたかに基づいてホット層とコールド層の間                        2. アプリケーションのI/Oパフォーマンスに影響を与えずに、ホッ
               でファイルを移動させています。これは、しばらくファ                         ト層とコールド層の間でデータを移動するために必要な追加
               イルにアクセスしていないのであれば、もうしばらく                          のネットワークインフラ、そしてホット層ストレージに対す
               はアクセスしないであろうという単純な理論に基づい                          る高額な投資が必要になる場合があります。
               ています。AIなどの重要なワークロードでは、この理論
               は正しくありません。                                      3. 2つの異なる階層を管理するための直接的なコストに加え、デー
                                                                 タを相互に移動するためのポリシー決定が必要です。熟練エ
               PanFSは、各ActiveStor Ultraノード内の異なるデバイス              ンジニアのコストは、HPCクラスのストレージシステム全体
               タイプ間でコンテンツを移動させるためのメトリック                          のTCOにおいて大きな比重を占めます。
               として、コンポーネントオブジェクトサイズを使用し
               ます。種類によってデバイスのTBあたりのコストは異
               なりますが、種類の異なるデバイス間でデータを移動
               させる目的は、コストの管理ではなく、ストレージデ
               バイスから最大限のパフォーマンスを引き出すことに
               あります。




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