Page 14 - SSTC - HP2C製品リーフレット
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Panasas PanFSとの100台のHDDあたりの帯域幅(GB/s)の比較




























              図4:同等のHPCストレージシステムにおける100台のHDDあたりの帯域幅(GB/s)

                                                                 ストレージデバイスの種類に応じて各々を
               • HDDは小さなファイルの保存を要求されず、大きな
                 ファイルのシーケンシャルなアクセスによるデータ                         効率的なオペレーションのみに使用した結
                 転送において高い帯域幅を提供するストレージデバ                         果、PanFSは他の製品に比べて2倍のパ

                 イスになります。このため、他のデバイスと比較し                         フォーマンスを発揮することができます。
                 てTBあたりの単価の低いHDDには大きなコンポーネ
                 ントオブジェクトのみが保存されます。
                                                               Panasasは、ActiveStor UltraのようにHDDとSSDの両方を搭載
               SSDのパフォーマンスを最大限に活用するため、Panasas
                                                               したハイブリッド構成のシステムは別のハイブリッドシステ
               ではSSDの利用率を約80%に維持しています。利用率が
                                                               ムと比較し、オールフラッシュ構成は他のオールフラッシュ
               低下すると、(透過的にバックグラウンドで)HDDプー
                                                               構成と比較することが公平であると考えています。
               ル内の最小コンポーネントオブジェクトを選択し、約
               80%の容量利用率に達するまでSSDに移動します。SSD                    ハイブリッドシステムでは、システム全体の容量においてコ
               がフルになるような場合は、SSD上の最大のコンポー                       スト効率の高いHDDが圧倒的な割合を占めることになるため、
               ネントオブジェクトを HDDプールに移動します。すべ                      コンピューティングクラスタに提供されるピーク集約パフォー
               てのActiveStor Ultraストレージノードは、この最適化を              マンスをストレージクラスタのHDD台数で割った数値を算出
               自立的に継続実行します。ActiveStor Ultraでは、ローカ              することが、わかりやすいアプローチだと言えます。ここで
               ルNVMe SSD上のデータベースを検索するだけで移動す                    は、ファイルシステムアーキテクチャがどれだけ効率的で、
               るコンポーネントオブジェクトを容易に選択できます。                       HDDからどれだけの性能を引き出すことができるかを示して
                                                               います。
               最もパフォーマンス効率の高いHPC
               ファイルシステム
               HPCストレージシステムの効率を比較することは困難
               です。それぞれのアーキテクチャの前提条件や技術の
               適用範囲が広いため、同一条件での比較は極めて困難
               なことから、まず比較の基準を決めることから始める
               必要があります。

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